ソ連崩壊、東西ドイツ統一から早30年、その15年間を東ドイツ出身のメルケル首相がリーダーになりドイツは勿論のこと欧州を引っ張ってきたが、来秋政界を引退することになっている。では、G7など先進国の絆を築く働きを誰に期待するのか。
難民受け入れで国内で反発を買い、EU内では国内経済不振の国への援助を渋るなど欧州の中心をそれる動きが出てきた。国内では保守党の反発を買い地方選では敗北で来秋の引退を決めたようだ。
そんなメルケル首相が最近評価を上げたという。新型コロナ対応で外出制限を導入するとき、旧東ドイツの経験から「自由の制限は容易に決めるべきではないが生命を守るためには不可欠」と国民を説得したことが新聞に報じられた。国民にしっかり説明する必要性を示し評価されたのだ。
その時知ったのだが。、メルケル首相は東ドイツで物理学の先生だったそうだ。自然の動きは物理の法則にしたがっている。物理学者はその説明に力を注ぐのだ。嘘は言わない。
評価を取り戻しているようだが、引退に変わりはないらしい。G7など先進国の絆はトランプ大統領の「アメリカ第一」で崩れようとしている。先のG7でもトランプ大統領に詰め寄るメルケル首相の姿が世界に配信されていた。これからはどうなるのか。
トランプ大統領はいま、新型コロナウィルス治療中であるが、再選はどうなるか。バイデン有利に変わりはないだろう。
日本も7年も在位した安倍さんも辞任した。国際会議ではトランプ大統領の説得役に期待されていたがもういない。
フランスのマクロンさんも国内政治で不安定な立場にあり、イギリスのジョンソン首相はEU離脱問題を抱えている。イタリアは国内財政不振で先進国では珍しく中国に援助を求めている。
メルケル首相がいなくなると国際舞台での政治に大きく影響するのではないか。
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