2020年10月29日木曜日

日本学術会議任命除外問題:何故、人文・社会科学系の6人か、他の人ではダメなのか

 日本学術会議の新メンバー6人が任命拒否にあったことで野党は説明を要求している。今国会で菅政権は厳しい追及を受けるだろう。所信表明に次ぐ代表質問での菅総理の答弁は後付け感が強く、国民の理解を得るのは無理なようだ。

新聞報道では、除外した理由が「多様性が大事」「民間出身者や若手が少なく出身や大学が偏っている」「総合的俯瞰的な活動」「バランスの取れた活動」を求めると言い、「推薦通りに任命しなければならないわけではない」と従来の発言を繰り返した。

このような理由であるのなら何故、人文・社会科学系の分野の6人でなければならないのか。もっと他の分野で6人と言わずもっと多くの人数でもよかったのではないか。

6人が在籍する大学に偏っているのであれば、同じ大学の他の人でも良かったのではないか。

どうも後付けの理由のようだ。本音は「公聴会などで政府の政策を批判したこと」にありそうだ。そうでなければ官房副長官が選別できるわけがない。人文・社会科学系分野の学者は政府の政策の是非について議論すべき重要な立場にある。決してひるんではいけない。

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