2020年10月5日月曜日

米大統領選、トランプ敗退で勝負はついたか

 米大統領選でのトランプvsバイデンの一騎打ちもトランプ大統領が新型コロナ感染で入院したことで世論調査ではバイデン50vsトランプ42でバイデンに勝負あったの感じだ。

大統領選まであと一か月を切り大規模集会で気勢を上げ、相手候補を口撃することを支持してきた共和党支持者も本人が入院し思うような選挙戦ができなくなったことは、今まで通りの選挙はできずバイデン候補優勢だ。

共和党の著名人もトランプ離れし、バイデン支持に回っていることも痛手だ。

入院後のトランプ大統領は元気(?)な姿を動画で流し、一時病院を出て支持者が集まる場所へ顔を出したがすぐに病院へ引き返した。想像するに今が元気な姿を国民に見せる最後のチャンスだったかもしれない。

メデイアの報道、補佐官らのコメントによると熱があり、セキも出て酸素濃度も低下したので酸素吸引しているというし、未承認の治療薬やステロイド薬も投入しているというのでは考えられる治療を総動員しているらしい。

何かが効果が出ることを期待しているのだろう。

ジョンソン首相のように生死をさまよった後、生還し選挙戦を続けることができればサプライズになり支持も出てくるだろうが、当初は新型コロナウィルスを軽視しコロナ対策を怠っていた結果、自分が犠牲になったことで間違っていたことを自ら証明したようなものだ。

同情などないはずだとみることもできる。

驚くことにホワイトハウスの無防備さがあらわになっている。

原因は9月26日の新しく推薦する最高裁判事の紹介が行われたイベントらしい。その判事は感染していないようだが、集まった人たちのうち前列付近にいた要人や夫人たちがが感染していたのだ。マスクもせずにハグする映像に日本では考えられない光景を見せつけた。

このイベントでもっと多くのクラスターが発生しているのか、それ以前のホワイトハウス内でクラスターが発生していたのか。新聞報道では選挙対策本部長なども感染していたという。

感染者数が増大しているアメリカのうちでもニューヨークは再度、地域閉鎖を考えているという。

こういう世界を脅かす感染症発生では、対応が一番信頼されるはずのアメリカが今回は後手に回り一番の失敗をしでかした。トランプ大統領の責任は大きすぎないか。



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