2020年10月22日木曜日

自民党石破さん、会長辞任へ:自民党内での芽は残っているのか

 自民党石破さんがついに会長辞任を決めたという。先の自民党総裁選では出馬したものの第2位ではなく岸田さんにも後れを取って最下位の第3位、次はないことぐらい誰にもわかる結果に終わった。

下馬評にも挙がっていなかったが、石破さん嫌いの二階さん主導で菅さんを擁立、多くの支持を集めて石破さんにとっては意外な展開になったのだ。

石破さんには前から自民党では芽がないという言ことで離党して野党の代表になり総選挙で自民党と戦う話もあったようだが、「どの党で」「代表なのか」、自民党にいる以上に不安定な立場だ。まだ自民党に未練があったのだ。

石破さんがなんでこうも嫌われ者になったのか。

一番の理由は下野した時に自民党批判し離党したことだろう。閣僚でありながら総理に辞任を迫ったこともある。党内では常に反対論を唱えそれが正論なのだからどうしようもない。鉄砲の球が後ろから飛んでくると表現した総理もいた。

それでも地方では人気、支持が高かった。それが党中央では気に食わない。了見の狭い自民党だ。

第2位につけた岸田さんも派内での立場は厳しい。宏池会復興の責務を負っているが麻生vs岸田、古賀は頭痛の種だ。

そうなると自民党は菅さんが安泰なのか。菅さんの次のNO2は誰なのか。新聞ではいろんな人が名乗りを上げているが押し上げてくれるなかまがいるのか。

山極・前日本学術会議会長は朝日新聞の科学季評で「民主主義国家は非常時に崩壊する」と歴史学者ユバル・ノア・ハラリの言葉を引用し警鐘を鳴らしている。

石破さんが総裁になったからと言って政治がどう変わるかわからないが、今の自民党に民主主義など縁遠くないか。



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