2020年10月23日金曜日

小さな記事の大きな課題(8):地方都市感染は「首都圏一因」とは疫学調査の結果か

 新型コロナウィルス感染者が「横這い」から「微増」に変わったことはわかる。各圏の実効再生者数は1以上が多く、収束傾向は見えない。特に大学、寮、飲食街、劇団、病院のクラスター発生が目立つ。イベントに関して自粛や規制が緩和され、GOTOキャンペーンも前のめりで気が緩んできたのか。

ルールを守るのは大変なことだが、破るのは一瞬のうちだ。再び自粛は難しい。

そんな状況下で気になるのが「地方都市の感染者数増は首都圏に起因」、「首都圏で感染者数を減らさなければ全国の感染者は減らない」という記事だ。

確かに22日の感染者数を見ると、群馬プラス14、埼玉プラス45、千葉プラス43、東京プラス185、神奈川プラス55で地方を見ると青森プラス6、福島プラス4、茨城プラス4で首都圏の感染者数増が効いているとも思える。

愛知、大阪、福岡圏を見ても周辺で増加している。

どういうことか。

東京の人間が地方に遊びに行って接触者が感染しているのか、地方の人間が東京に遊びに来て感染しているのか。どうしても東京に住んでいる人間が主因になるのか。

そう考えるのが一番楽だが、本当にそうなのか。感染者を疫学的調査をしてその結果なのか。疫学調査結果を公表したらどうか。

そうしないと東京に住んでいるといつまでも犯人扱いだ。証明するのは東京都民が全員PCR検査を実施し「陰性」「陽性」に区分し陽性者の行動を自粛さす方法を取らなければならないのか。

何時までも「東京の人間は危ない」では汚名を着せられたままだ。



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