2020年10月28日水曜日

危うい米大統領選:とてもじゃないが「まともな選挙」とは思えない

 後1週間、米大統領選は両候補ともに追い込みに入ったと思うのだが、何とも情けない「まともな選挙」とは思えない。バイデン候補が圧倒的多数で制しなければトランプ候補はいろんな手を考えて選挙戦にクレームをつけるようだ。

日本も一時は米大統領選のように直接選挙を考えたことがあり、総理を直接選挙で選ぶ方法もいいのじゃないかと思ったこともある。しかし米国の大統領選はこれほど多くの問題を抱えている選挙制度とは思っていなかった。

まず選挙人を選ぶ間接選挙なのだ。その国民投票も直接投票所に行く方法と郵送で投票する方法とある。投票所にいき投票するのは日本も同じだが郵送する方法は街中に郵便箱が設けられそれに投函すればいいようだ。テレビの映像を見るとトランプ大統領が指摘しているような不正が起きそうなことも考えられる

郵送法ではいつ期限を切るかにより結果も違ってくる。ある州の裁判所は選挙投票日までと判断した。当然だろう。だらだらやっていたら結果が判定するまで時間がかかり無理だ。

現状は新型コロナウィルス対応でトランプ候補が不利でバイデン候補が「消極的」に勝利とみられている。しかし最後まで分からないという。先の選挙ではトランプ勝利を的中させた専門家も今回は「わからない」と言う。

7ポイント差もトランプ候補が覆す可能性があるらしい。どんなことをするのか。トランプ候補は家族総出で優勢と思われる州で活動をしている。一方、バイデン候補は覇気がないことが心配だ。トランプ陣営から「認知症」を指摘されているが分からない事ではない。

万一、トランプ候補が負けたとしたらいろんな手を考えているようだ。最高裁で争うほかにホワイトハウスに居座ることも以前から指摘されていた。みっともない話だ。

まじかに迫っているG7開催をどうするのか。アメリカは今も世界一感染者数が多く、いまだ1日に8万人増加しているという。先進国の7人のリーダーが集まるには危険すぎないか。テレビ会談の手もあるがどうだろう。

世界は「バイデンかトランプか」で様子見だろう。

バイデンさんが当選したとしてどうアメリカの方針が変わるか。国際関係、同盟国との関係は協調路線に見直されるだろう。対中国では強硬路線を継承するか。ただ関税の掛け合い合戦は見直しだろう。しかし「弱腰を見せること」はないだろう。トランプが築いたアメリカの戦略は維持した方がましだ。

菅総理の訪米も年明けだろう。安倍総理のようにお土産を持って挨拶に行く事はしないだろう。

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