トランプ大統領「陽性」ですか：復帰した後、コロナ対策がどう変わるか注目だ

 新型コロナウィルス感染拡大初期は軽く見て対応を誤り、今アメリカは世界最大の感染者数、死者数を記録することになり、ついにトランプ大統領自身が「陽性」になった。症状は軽いというが軍の医療施設に移り治療を受けているという。７４歳だから重症化の危険もあるが、復帰した後、新型コロナウィルス対策がどう変わるか注目だ。

アメリカは世界最大の感染者数を出しながら追跡調査をやっているのか。ほとんどの人がマスクをせず、超過密状態の中でのトランプ陣営の選挙集会を見ると驚く。これでクラスターが発生していないのか。

イギリスのジョンソン首相も当初は軽視していたが、自ら感染し重症化し生死をさまよったという。誰でも「ダメか」と思ったが生還した。

アメリカが収束への道が見えない限り東京オリンピックは「中止」ではないか。多数の選手団を送りメダルの多くを獲得する米国の選手が入国できないことを考えると早く是非を検討すべきだ。

そんな中でもポンぺオ国務大臣が訪日するという。インド、太平洋諸国との連携を強め中国をけん制する意味もあるらしい。日米韓の会談も予定されている。ポンぺオ国務大臣自身も検査を受け「陰性」だったと言う。ホワイトハウス関係者は皆検査しているのか。

注目はトランプ大統領が復帰したとき、新型コロナウィルス対策がどう変わるかだ。今は「中国ウィルス」と言って拡散拡大の責任を中国に押し付けているが大統領選の戦術としても自ら感染したことを考えると今までの対応が不備だったことにならないか。

現実を見据え根本的な対応を期待したい。