2020年10月29日木曜日

菅さん!総理の覚悟ができているのか、官房長官とは違うのだ

菅さん!総理の覚悟ができているのか、官房長官の時は政権を守ればよかったが総理ともなれば国民を守るのだ。官房長官の時は嫌な質問は避け、説明も曖昧さを通していたが総理ともなるとそうはいかない。意識の切り替えが必要だ。

やっと菅総理の所信表明を聞くことができたが何ら新鮮味はなく、前政権の継承なのだが今後1年間何をしようとしているのか。長期政権を狙うのであれば総合的俯瞰的内容でもいいが、短期政権であれば実績が重要になる。

所信表明で分かったことは漢字が読めないのではなく、書いてある用語の読み間違いが多いようだ。要は政策が正しく理解されていないためではないかとみられている。マスクをしてったために言語不明瞭にでもなったのか。

野党はその点を国会の委員会で追及するだろう。委員会で野党委員が委員長席に詰め寄るシーンが頭をよぎる。

日本学術会議の任命拒否は「学問に自由」「民主主義」「法解釈変更」で追及されるだろうが、代表質問では「改めて任命はしない」と言い切った。「政府に歯向かうものは遠ざける」と言っていたが、それが理由であれば今後公聴会で政府の政策に反対する学者をけん制することになり重大はことになる。山極前日本学術会議会長が言っていた「民主主義」も問題だ。

経済再生は重要な政策課題だ。新型コロナ対策で財政出動が重要になるが、財政再建も課題だ。特に日銀の異次元の量的緩和政策の是非だ。そもそも2%物価目標が間違っているのではないか。日本の経済構造は貨幣経済からでは読めない変化が来ているのではないか。

財政再建は諮問会議からも「忘れるな」と警告されている。財政赤字は対GDP3%を超えているし、借金は1000兆円を超えたいGDP230%と先進国一悪い状況だ。野党は消費税減税を唱えるが菅総理は否定した。では税収増の可能性はあるのか。税制見直ししかない。大企業、富裕層への課税強化だ。米大統領選でもバイデンさんが主張している。

GOTOキャンペーン、大規模イベントへの規制緩和での実証実験は東京オリンピック対応か。休日の人出の多さは感染拡大が心配になる。

その新型コロナ対策も「爆発的感染拡大を阻止」と言っているが具体策はわからない。世界は2波、3波襲来で混乱している。規制強化に向かっているのだ。日本でも実効再生産者数が2を超える地域も出てきている。1以上も多くみられ収束どころの話ではない。特徴としてクラスターの多発だ。大学、寮、スポーツ化案系が多く「気のゆるみ」ではないか。

東京オリンピックも「ウィリスに打ち勝った証として」実施強行の考えのようだが、日本の状況、世界の感染状況を考えると「中止」だ。スピード感をもって「中止決定」を発信したほうがいい。

温室効果ガス2050年までに排出ゼロを唱えた。要は原発をどうするかだ。30年先ではなくこの1年で何を決定するのか。

長期政権は期待できないのでここ1年に何をし、どういう実績を上げていくのか。できないことをたらたら上げても仕方ない。

まずは「説明責任」を果たすことか。うその上塗りは立ち往生し「解散総選挙」になる。今解散しても菅総理では野党と戦うことができるか。

 

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