2020年10月22日木曜日

今日の新聞を読んで(406):AI,ロボが人間の仕事を奪う?  心があるのか

 世界経済フォーラムが「仕事の未来レポート2020」で「2025年までに世界で8500万人が失業、一方で9700万人の専門家の雇用が生まれる可能性がある」と発表した。

人間の仕事が奪われると聞くと「ギョッと」するが、日本では今の人口12000万人、労働人口6500万人と言われているが、将来7000万人になると労働人口も4000万人ぐらいには減るだろう。今、急に出生率1.4から1.8にしてみたって労働年齢になるには20年はかかる。

仕事を奪われるのではなく、「仕事をAIやロボットが助けてくれる」「人間はもっと人間らしい仕事に就くことができる」と考えないか。

減る職種があれば増える職種もある。データ解析、工程自動化、人と機械をつなぐアルゴリズムの分野が生まれてくるのだ。

経済学では衰退する産業、分野からこれから伸びる産業、分野に労働は容易に移動すると習ったが、これは嘘だ。今までの経験から新しい仕事に対応できず失業者が増えるのだ。非正規労働者の増加などは消費を抑え景気は下降局面になる。

人材育成は重要であるが時間がかかる。

今、共通一次テストに「情報」が入ってくるという。そのために高校では学習指導要領に「情報Ⅰ」が必須になるという。データの解析、アルゴリズムの作成、自動化などで力を発揮できる人材を育成することは重要である。

しかし、完全に人間に代わることはできないようだ。

企業の受付、ホテルの受付、大規模マンションの管理など身近なところでAI,ロボットに代わる試行はされているが、あらかじめ分かっているルーチン作業には対応できるが想定外の要求が出てきた時は困るのは当然だ。「やっぱり人間がやらなければ」とロボットと人間が併存する分野も出てきたようだ。

そんな時、ペンローズ教授が今年のノーベル物理学賞で「ブラックホール」の存在を解明し3人が共同受賞したことで以前購入していたロジャー・ペンローズの「皇帝の新しい心」・・コンピューター・心・物理法則(みすず書房1995.3)を改めて読み直そうと開いてみた。

ペンローズ教授は「コンピューターは心を持ちうるか」と問うている。AIの限界があるのだ。


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