15日、東京の新感染者数が286人、2か月ぶりの高い水準になったと発表する前に、分科会の尾身会長と西村担当相が緊急提言のために記者会見を開いた。西村担当相はペーパーで報告するといえば、尾身会長は感染者数の増加と防止・回避のバランスが崩れると感染拡大の危険があるという。
その時が新型コロナウィルスの新しい波というのか。
経済社会再生のため各種GOTOキャンペーンを推進し、イベントにおける自粛、規制の緩和などで人の動きが活発化して感染者数増加につながる一方、今まで一人一人が感染の高い場所、行動を控え、3蜜回避、手洗い、マスク着用の励行で感染防止に努めているが、専門家はそのバランスが崩れる危険があるというのだ。
一つにはクラスターが多発している。職場、寮、スポーツクラブ、演劇、介護施設、医療関係でみられる。
1週間の平均感染者数の傾向も先週は161.6人だったのが今週は181人に増加、9月に入って連休もあり上昇しているのだ。
問題の実効再生産者数も北海道1.27、関東1.07、関西1、沖縄では1.58という。1未満で収束に向かう地域はない。
一方。東京観光を促進するために「もっと楽しむ tokyo tokyo」のキャンペーン、更には横浜スタジアムでは大規模イベントの実証実験をやるという。今まで50%規制を80%に上げていくという。
東京オリンピックへの布石のためにもなるらしいが、アメリカでは一日の感染者数5万人、フランスでは26000人、4週間夜間外出禁止するという。とてもじゃないがオリンピックなど開催できる状況ではない。
感染拡大防止策に気の緩みが出てきているためにクラスターが多発しているのではないか。それとも空気感染が疑われるのか。
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