2018年6月22日金曜日

何故だ 進まない地震による塀倒壊の死亡事故防止



何故なのだ。地震の起きるたびに危険性が指摘されていながら今回も若い小学生がブロック塀倒壊の下敷きになり死亡事故となった。「おはよう」との声かけ運動で早めの登校しての事故だったことに心が痛む。ご冥福を祈り、類似事故の起きることを徹底して防止すべきだ。

どうして前例がたくさんあり、専門家も口を酸っぱくしてアドバイスしているにも関わらず同じ事故を繰り返すのか。

新聞報道によると今回のブロック塀は古いブロック塀に新しいブロック塀をつぎ足し3mを超える高さ、その新しく積み上げたブロック塀が倒壊したのだ。
倒壊写真を見て驚いた。新しい塀と古い塀での繫ぎに細い30cmほどの鉄筋が差し込まれているだけだ。普通なら下のブロック塀の基礎から天端まで届くように鉄筋を入れるべきだ。

以前、違法建築で、鉄筋量を削減するために高さを増すごとに鉄筋を引き上げ、倒壊事故が発生したことがある。今はそんな違反はしないだろうが、それに似た事件だ。

この塀は危ないという危険予知ができていたのか。

報道では、専門家の指摘があり市教委に連絡し確認したそうだがその時は「大丈夫」という判断だったようだ。担当者は今、苦しんでいるだろう。その苦しみを忘れてはいけない。その後、違法建造物だったことを市が認めた。

死亡事故が起きれば「原因は何だ」と慎重に探し出し原因究明につながるが死亡など人身事故でも起きなければ安易に考えがちだ。その結果が出ているのではないか。

所有者、点検者の危険予知意識の問題だ。そして対策には資金がいる。個人だと高額の負担になり直ぐ手が出せないだろうし、公共事業では予算化など手続きに時間がかかる。さらに「いつ発生するかわからない」というマイナス心理も働き対応が遅れる。

新聞報道ではこの事故を鑑み文京区と品川区で調査した結果、3~4割で「要注意」「危険」の評価だったという。

安倍総理は早速現地視察をしていたが、地震が発生した夜会食したことがわかり批判を受けていた。

そんなものなのだ。一般的には自分に関係しないことは反応が遅いのだ。全国の小学校の塀を点検しろと指示したそうだが、パフォーマンスのにおいがする。

危険予知は個人の感受性による。類似災害の防止も個人の感性だ。一番堪えているのは所有者であり、点検者だ。

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