2018年6月1日金曜日

今日の新聞を読んで(158):政敵を潰し安倍長期政権でいいのか


安倍総理は現在総理在位歴代3位という。更に三選を果たせば最長記録を更新すると言うが政敵を潰し政策に論陣を張って競い合う事のない安倍長期政権でいいのか。

新聞報道では歴代在職に数は佐藤2798日、吉田2248日、安倍1981日、小泉1980日、中曽根1806日だが、三選を果たすと桂さんの2886日を越えるというのだ。

国民の民意を反映した良き指導者なら歓迎だが、安倍総理にそれが期待出来るのか。

折しも雑誌「選択」(2018年6月号)で「安倍長命政権に兆す「老衰」」というタイトルの記事が掲載され次のように言っている。

それによると、「今国会も続いた醜聞で、正気喪失。総裁三選は叶うにしても、待つのは着実は「死に体」化だ。良き政敵に恵まれなかったことが、安倍総理の引き際を狂わせ、タダの長いだけの政権が漫然と続く」という。

同感だ、よく言った。

2013年に日本経済再生を掲げ異次元の金融緩和を実施し円高、株安円安、株高に持って行った。ただ家計への再分配が出来ず消費増景気の好循環は果たせていない。

2015年には森友、加計学園問題で友人への利益誘導、職権乱用が目立ち、「安倍首相は信頼出来ない」と世論調査は言う。安倍総理に対する忖度で公正を期す行政に障害となった。

そして目立つ側近、YESマンを集め〇〇審議会、諮問会議類を多用し国会審議を軽視した。

その間、ポスト安倍、政敵を潰していった。ある人は閣内に「囲い込み」、ある人は閣外に去らしてメデイアの映像から消えていった。「反対意見を押さえ込む」強気の政権運営は今綻びが出て来た。
一体、ポスト安倍の政治家はどうしているのか。

麻生さんに「政策には明るいが暗い人」と評された石破さん。地方党員には絶対の人気だが永田町では人気がない。「正論」を吐くことに嫌気が差されている。派閥を立ち上げたが20人では心細い。一度自民党が大変なときに党を飛び出したことが響いている。

岸田さんはどうか。宏池会の流れで保守リベラル、期待されるが政権を捕りに行く意気込みが疑問、安倍総理の禅譲に期待するが政界ではそんなモノはないという。

最近政策を打ち出し、非安倍の立場を強調しているが、長く安倍政権内で協力した事が吉と出るか。

河野さんは、閣外にいるときは良いことを言っていたが、閣内に入ると以前言っていたことと言行不一致が目立ってきたらしい。野田さんと同じように世論調査での期待は低い。

野田さんも初の女性総理候補などと囃し立てられているがどんなモノか。女性総理誕生は無理だろう。

もう一人の女性候補として派閥、メデイアは小渕さんを守り立てるようだが、長老に人気があったとしても政治資金規正法違反事件は痛い。事務所の運営で「自分の分からないことが多すぎる」と困惑していたが、最後はPCHDをドリルで破壊した。

確かに小渕のブランドで田舎の選挙区・群馬5区で連続トップ当選を果たしたと言うが田舎の選挙区には政敵がいない。政策を戦わす必要は無く楽に当選する環境では切磋琢磨がない。

小泉さんはどうか。世論調査で「期待出来る総理は次のうち誰か」という設問で小泉さんの名前は挙がっていなかったが「この中に該当者はいない」が33%だったことを考えると小泉さんに期待しているのだろう。

でもまだ若いし、国民の人気があっても永田町の評価は違ってくる。「出る杭は打たれる」の諺通り小泉さんが総理になるタイミングはモット先だ。本人もそう考えているのではないか。

最後に暴言、放言の激しい麻生さんも一時は「次はオレ」を期待し長く安倍政権の要職を務めているが森友問題での財務省の不祥事を5年も在籍しながら把握できなかったことに疑問を感じる。

今は、野党から辞任要求を突きつけられている。目はないだろう。

「信頼の厚い良い政敵がいなかった」事は安倍総理にとっては痛手だろう。もしそういう政治家がいたとしても政策論争で安倍さんが勝つ事は無理だったろう。

どうしようもない総理にかき回される政治が続くのか。安倍総理が打ち出した政策に対する検証が必要になってくるがその批判に耐えることが出来るのか。



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