法務省、安倍官邸、森大臣がゴタゴタし、国会での森大臣の発言は二転三転する始末で閣内不統一、安倍官邸によるごり押しが誰が見ても分かるほどだ。それでも安倍総理は「自分は間違っていない」論理を通す。
今回の黒川定年延長問題、検察庁法改正案の問題、そして黒川前検事長の賭けマージャン問題で、森大臣は「進退伺い」を出したが、安倍総理から「強く慰留」され続投することにしたらしい。
安倍総理の魂胆は、この事案に関し国会で自分が追及されることは分かっているので、森さんを「盾」にして責任逃れするつもりなのだ。森さんもそのことは分かっているのだろう。進退伺い後の記者の囲い込み会見では歯切れの悪いコメントが聞こえた。
安倍総理が「検察の信頼回復に力を尽くせ」と言ったそうでで、それに答えて「法務・検察行政刷新会議」を設置するという。でも一番の改善策は森大臣が辞任するか、安倍政権が潰れることではないか。
そのそも法務大臣という地位は閣僚ではNO2の位置にあるが、今はサプライ人事、女性登用に利用されているだけだ。仕事を期待されているわけではない。
小泉政権では、日本薬剤師会を出身とする女性大臣が登用されたが、まったくの素人で国会答弁もままならず、副大臣が代わりをやったようだ。政治献金の恩返しの意味合いが強い。
松島さんはうちわ問題で辞任したが、上川さん(?)はオウム真理教の死刑囚を全員処刑し平成の問題を令和に残さず整理したという。
森さんも黒川問題、検察庁法改正案問題が無ければ平穏に過ごせたのだろうが、ゴタゴタ続きで法務大臣としての国民の信頼は失った。自分の考え、常識で国会答弁することはできなかったのだ。
すべてが安倍総理、安倍官邸のルールがあるのだ。
森さんは国民の信頼を取り戻すためには責任を取って辞任したほうがいい。選挙区、支持者の賛意が得られるとも思えない。次の選挙のこともあるまともな議員であることを示すべきだ。
安倍総理、安倍政権を守るといっても内閣支持率は30%を切り危険水域に入り込んだ。義理立てにも限度があるのではないか。
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