22日後の6月18日には東京都知事選が告示されるが、いま出馬を表明したのは堀江さん、幸福実現党の七海さん、そして前回も出馬したが野党統一候補の鳥越さんに譲り辞退した弁護士の宇都宮さんの出馬が予定されているが、小池さんは出馬表明を遅らせている。
新型コロナウィルス感染拡大で一時はどうなるかと思っていたが25日の宣言全面解除で自粛は5月末まで続くがその後は解除されるようだ。選挙戦はどうなるか分からないが、投票所に行ったり、3蜜を回避した投票所が確保できれば選挙は可能だ。
小池さんが出馬表明を遅らせているのは、今は新型コロナウィルスに全力で取り組んでいることを都民に見せるためか。それにしても何かにつけTV画面に登場する機会が多かった。選挙対策だろうと考えると白けてくる。
出馬を考えている予定者が出てきたことは、今までのような顔出しは禁物だ。もし小池さんが対策を考えるのであれば、出馬表明者の考えもあわせて報道しなければならないのではないか。
前回の都知事選は小池さんが風に乗って圧倒的支持を得たが、常に敵視する相手がいて成り立つ小池戦術だった。前回は自民党都連が悪党にされた。それに知事経験者も含まれた。
同じく自民党候補者として出馬した増田さんは「増田レポート」で東京一極集中を批判し「高齢者は東京から地方へ」と訴えた。だから増田さんが東京都知事になって東京をどうしようとしているのか確かめたかったが、小池フィーバーに押された。
野党統一候補になった鳥越俊太郎さんだが、急な立候補で公約も出来上がっておらず、その不備を選挙戦で突かれ当然のことに敗れた。
安倍総理や自民党幹部は知名度の高い小池さん支持のようだが、都連は前回のしこりが残っている。小池さんが出馬しても支持はできないが自由投票にでもなるか。堀江さんが隠れ自民党候補と見られているが堀江さんの構想は激しすぎ評論家としては面白いが実際の政治となるとどうか。
宇都宮さんもカジノを含む統合型リゾートの誘致に反対するそうだが、今回の新型コロナウィルス感染拡大で誘致の手を上げていた米国のカジノが日本進出を諦めたと新聞に出ていた。
やっぱりポイントは、新型コロナウィルス対策と経済再開の両立だろう。東京での一極集中が問題になる。長距離通勤の是非、テレワークで近県からの人出を抑えることができるか。
更に小池知事は他の自治体がうらやむほどの支援策を打ち出し、1兆円になろうとしている。すべてを自分の選挙対応に使ったようなものだ。東京都の今後の財政がどうなるのか。
そして忘れてはいけないのが東京オリンピックだ。バッハ会長は「もう先送りはない。中止だ」と発言している。安倍総理は収束、出口が見えてきたような発言をしているが例え日本が収束しても世界的に見れば「どこかで新型コロナウィルス」が暴れているのだ。感染国からの選手団を入国させれば再感染拡大の危険が出てくる。
更に今回の1年延期で余計な出費が3000億円にもなろうとしているが東京都はいくら負担するのか。組織委員会が負担できないときは都が負担することになっているようだ。バッハ会長と1年延期を話し合ったのは安倍総理だ。
確固とした政策が提案できなければ出馬などできない都知事選なのだ。
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