2020年5月5日火曜日

「東京の人間」はウィルスか(2):東京の人間が地方に認められる前にまず、正確なデータを

今、東京の人間は地方ではウィルス扱いで皆、警戒している。何時になったら地方に認められるのだろうかと思うが、その前にまず、正確なデータを公表することだ。

安倍総理は1ケ月継続と言う一方で、10日後に感染状況を分析評価し、期間前でも一部解除の可能性をにおわすが、東京はどうなるか。

今日5日のテレビの情報番組は昨日の安倍総理の記者会見の内容を検証するが、今までの外出自粛要請、休業要請の検証がないこと、出口戦略の条件が示されなかったことに失望しているが、専門家会議のメンバーの意見から感染状況を把握するための資料が不足しているようだ。それが東京に言えるのだ。

iPS細胞の山中先生が独自に実効再生産者数の試算をしてみたら大阪は0.7で1未満だったが東京はデータがないので試算できなかったという内容のブログ記事があったという紹介に驚く。

他にも感染者数、検査数も東京の数字だけ上がってこないというのだ。日ごとの数値の変動も何が原因なのかわからないのだ。だから一喜一憂は厳禁なのだ。感染者数が200人と言われていた頃、確か検査数が350件で、専門家が感染者数が350を超えることはないとコメントしていたのを思い出す。

そういえば、東京都内の保健所は人数不足でパンク状態なのだ。だから患者の振り分けが停滞しているのだ。そういえば人材派遣会社が保健所職員の人材募集をしていたが、素人でもいいのには驚く。

院内感染、家庭内感染も多いらしい。マスク、防護服が不足し医師、医療スタッフは苦労されているらしい。改善するのか。

GWは地方や山間部、島に来るなと言われている。学生などは帰省できない。オンライン帰省を推奨している。若者も感染者が地方に帰り感染を広めている事例が多発している。

あれほど、外出自粛、少人数での会食禁止などPRされているのに従わないで感染を広めている。感染経路不明者でも本当のことを言わないだけだろう。

一方小池知事もどうしたのだ。あれほどテレビに出て「外出自粛のお願い」のPRをしていたがどうも都知事選を控えての行動と考えると鼻につく。一時は東京都:政府の構図でずズバズバ追及していたのがここにきてばったり止まった。

逆に北海道や大阪に後塵を拝する結果になっていないか。大阪の吉村知事は結構頑張って疲労が顔に出ているが出口戦略に向け大阪モデルを発表するという。さすがに弁護士だ。どうすれば府民の要望に応えることが出来るかわかっている。

小池都知事は緊急事態宣言や延長による中小企業などへの救済策に力を入れている。近県の知事は東京の真似は出来ないという。財源がある東京だから小池さんの選挙対策に使っているのか。

北海道、大阪に後れを取る東京に何が出来るのか。まず、データの正確さと公表だ。


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