次の検事総長含みでの検察庁法の改正案の今国会での成立を安倍政権が目論んでいるが、黒川さんの定年延長を閣議決定した後の検察官の定年延長は「後付け法案」の疑いが濃いいし、何といっても「自分の言いなりになる(?)」検事総長を任命することにより政治家の「政治とカネ」問題などで起訴されるケースの多い政治にあって検察全体を指揮させる魂胆が見え隠れする。
新聞報道でも国会審議で「自分を守ってくれる守護神としての検事総長」が必要なのではないかと問われた安倍総理が「全く考えていない」と答弁した。
黒川さんはすでに閣議で定年延長が決まっているが、検察官の定年を63歳から65歳へ段階的に引き上げていくことと特例規定の検察庁法改正案を他の法令と一体にして成立を図るという荒手に出ている。
今までの法務省内でのゴタゴタ、検察内部でも「不偏不党の検察の立場が崩れる」と批判が渦巻いている。
ここにきてツイッターでも「反対」する書き込みが400万件にも達し、有名人も多数書き込みをし反対運動が盛り上がっている。
恐らく今までの経験からすると法案は通過成立する可能性が大だろう。
しかし、実際に黒川さんが検事総長に就任できるかどうかだ。
考えてみよう、森友事件で安倍総理夫妻の不祥事を隠ぺいし公文書の改ざんまでして安倍総理を忖度した事件を。おまけに近畿財務局の担当者は命を絶った。後で詳細なメモが公開され、国と佐川さんが損害賠償請求されている。
佐川さんは安倍総理を守ったということでご褒美に理財局長から国税庁長官に栄転した。
ところが国民やメデイアの批判は募るばかりだ。
職務執行にも支障をきたし、私生活にも影響が出てきたようだ。家族のことまで書かれ、メデイアや反対運動者が自宅の周りを囲んでいるので自宅にも帰れない。街を歩けば写真誌に撮られる。仕事も日常生活もできない状況に追い込まれ、最後は辞任した。その後どうなっているかわからない。
安倍総理、政権に協力あるいは持ち上げられても国民は許さない。佐川さんを反面教師に黒川さんも自分の人生、家族のことを考え身を処す方法を考えるべきではないか。
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