2020年5月6日水曜日

どこに潜んでいるのか新型コロナウィルス:「気の緩み」の中か

スピードは緩いが感染者数は減少傾向?
テレビ朝日 ワイドスクランブル 2020.5.6
海外で経済再開を目論んで外出自粛の解除が進んでいるが、一方で懸念する声も大きい。わが国でも「特別警戒都道府県」を除いて緊急事態宣言の一部解除が検討されている。もちろん無条件ではなく生活上の指針が示されるようだ。

いったい、新型コロナウィルスはどこに潜んでいるのか。それが分かればそこをつぶしていけばいいのだが、そこが分からない。恐らく一人ひとりの「気の緩み」の中ではないか。

自粛期間中は健常者も新型コロナウィルスの保菌者も出歩くことを控えていたが、解除された途端に人混みの中、観光地やレジャーランド、繁華街、歓楽街を出歩くようになり保菌者の飛沫や接触で感染機会が元に戻り感染者数が再び増加するのではないか。

第一波に比べ今度の感染は第2波で対応が難しくなる

今、新しい感染者数が50~100人で推移しても油断はできない。解除すればすぐに200人に戻るのだ。
東京の感染者数と感染経路不明者数の推移
(同上)

緊急事態宣言を解除しても新型コロナウィルスが消失したわけではない。健常者や保菌者が行動の自由を得ると感染の機会が増えるのだ。どのようにして、この機会を少なくしていくか。

それは国民一人一人の意識の問題だ。「気の緩み」の中に新型コロナウィルスは潜んでいるのだ。8割削減がなくなったと思ってはいけない。7割、6割と段階的削減も必要になるだろう。

東大の大橋准教の研究では対策解除後、15日で感染者数は元の数に戻るという。だから対策は継続が必要と言う。「3つの「密」の回避、ソーシャルデイスタンスの確保で感染者を減らしていけ」とアドバイスしている。

決して気を緩めてはいけないのだ。それが2022年ごろまで続くのだ。
死者数は増加傾向か(同上)

東京も感染者数が長いトレンドで見ると減少しているが、一方で死者の数は増加している。その原因の一つは院内感染だ。医師や看護師さんにマスクや防護服が足りないという。

でも一つの明るいニュースとして北里大学の研究で、市販されている洗剤で新型コロナウィルスを不活性化出来るというのだ。防護服も使った後、しっかり洗濯すれば再使用できるのだ。

これからもいろんな分野の専門家が研究し、新しい知見が得られると思う。新型コロナウィルスの消滅に期待したい。

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