2020年5月31日日曜日

社会活動復活へソーシャルデイスタンス2mの壁:日本独自の疫学調査を


医療従事者への労をねぎらうブルーインパルス
29日 12時45分ごろ 東京大田区久が原にて
テレビニュースを見ると病院の屋上で手を振っている
医療関係者が写っていたが、2mの間隔はとっていない
これが本当の社会活動の姿なのだ
新型コロナウィルス感染拡大防止の対策に海外の情報を採用しているが、社会活動復活に向けて壁になっているのがソーシャルデイスタンス2mだ。日本独自の疫学調査で2mの是非を検証できないか。マスクを着用しての2mの間隔が本当に必要なのか。

緊急事態宣言を急いで(?)解除し社会経済活動再開に向け各分野で「安全」確保が検討されている。

メデイアの報道や身の回りの活動から人の集まる、場所、施設、学校などで出ているのがソーシャルデイスタンス2mの確保だ、学校はイス、机の配置、分散登校、飲み屋はテーブル、イスの並び替え、イベント会場は2mを確保するためにイスの使用制限など工夫がされているようだが、此れでは収容人数が減り損益分岐点でどうなるのか心配になる。

今は、営業できる喜びの方が先立っているが、必ず出てくるのが収益悪化だろう。緊急事態宣言解除後も感染者数が増えているのは夜の接客業だ。2m離れると仕事にならないという。

外出自粛要請で増えたのがテレワークで通勤時の感染の危険を避けることができるというが、すべての企業がテレワーク出来るわけではない。通勤は必要だが、電車内の換気、時差出勤で混雑を避けようとしているが2mの間隔は確保できない。シートの×印をつけたり、車両内で2mごとにラインでも入れるのか。

そもそも通勤電車がクラスター源になっているのか。熱があったり風邪気味の人は出社を控えている。問題は無症状の感染者だ。そこはマスク着用すれば何とかなる。

公園や海岸、観光地の人出を見ると、2mの間隔は取れていない。子供は友達と群れて楽しそうだ。親同士だって2mも離れて会話しいているものはいない。海岸では混雑しないように間取りがされているし、時間制を採用しているところもある。

こんなことが何時まで続くのか、こんなことでの社会活動が「新しい日常」になるのか。

専門家の間でも異論が出てきている。

そもそもはマスクの文化のない海外での基準のようだ。WHO, CDCも推奨している。飛沫感染を防止しようとすれば咳やくしゃみで2~3mは飛んで地上に落ちる。無理なら1mという。日本はマスク文化があるので2mに必要なないのでは。外人に比べて肺活量も小さく、言語の発音も唾は飛びにくい。

アメリカやブラジルを見るとスラム街で感染拡大している。日本は格差社会というが此れほどひどくはない。

今回の感染拡大阻止の政策を「日本モデル」の成功例と安倍総理は胸を張るが、海外では「大きな間違い政策が不思議に成功した」ミステリーという。

何故、日本は一見成功しているように見えるのか、2mのソーシャルデイスタンスの是非を疫学的に調査する必要があるのではないか。それが専門家会議の仕事ではないのか。



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