2021年6月19日土曜日

忘れていた、20日は静岡県知事選だ:県民の重視はリニアー新幹線か、生活用水か

 

明日、20日の静岡県知事選は、静岡県民がリニアー新幹線を選ぶか、県民に大事な生活用水を守るかの重大な選択の日だ。現職の川勝候補か、新人の岩井候補か。新聞報道では川勝候補優勢で岩井候補は追っていると言う。

争点は新型コロナ対策だろうが、静岡県民にとってはリニアー新幹線工事の是非だ。 

静岡県側の工事区間8.9kmはトンネルで湧水は大井川の水量を減らし県民の生活用水、お茶産業などに影響が出ると言うのだ。JR東海は貯水設備を作りポンプで大井川に戻す計画を提案したが川勝知事は技術的に困難と拒否したそうだ。 

岩井候補だって賛成ではない。住民の同意が得られなければ工事はダメ、ルート変更か、工事中止だという。 

どちらが勝っても、JR東海にしてみればリニアー新幹線工事は遅れ2027年開業はすでに不可能だ。 

私の住んでいる東京大田区も田園調布の下をトンネルで通過する。先日工法に関して住民に説明会があったという。環八の地下トンネル工事で数箇所で陥没事故が発生し、住民が不安視しているためだ。大型掘削マシーンによる作業標準を改善すると言う。 

名古屋駅周辺ではすでにリニアー新幹線での都市開発が進んでいると新聞で見たことがあるが、どうするつもりなのか。中央構造線博物館のある大鹿村での地下トンネル工事も進んでいるようだ。崩れやすい地盤のために住民が工事変更を提案していると新聞で読んだことがある。 

南アルプスの地下をトンネルで抜けるのだ。難工事が予想され注目しているが、まだそういうニュースは聞いたことがない。進捗状況が分からない。

静岡県がごねる理由に、唯一リニアー新幹線の駅が無いことが挙げられているが、以前にも水問題で苦労した経験があるので、静岡県民の考えも理解できる。 

新型コロナ禍で右往左往しているがポストコロナの新生活様式で、リニアー新幹線が必要か。改めて問い直したらどうか。

 

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