「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を推進する議員連盟の会長に二階さんが就任すると言う。この問題で甘利さんが「二階さんで大丈夫か」と疑問視していると言うが、甘利さんでなくても「大丈夫か」と思う。
覇権主義で南、東シナ海に海洋進出する中国に対抗することを念頭に置いた議連に親中派の親分である二階さんが就任したのだから不安視、疑問が出てきても当然だ。
新聞報道では安倍さんが顧問に就いたと言うが、この「開かれたインド太平洋」構想は安倍さんが総理のときに提案したのだから当然だろう。でもその背景に政治を感じる。最近安倍さん、麻生さん、甘利さんの3Aが中の良い動きを見せていることで、二階さんが安倍さんに近づいたと言うのだ。
何しろ中国に対抗する議連だ。親中派の二階さんが会長では何かにつけ中国に配慮せざるを得なくなり、腰抜けの政策で、またまた中国に舐められる結果にならないか。
この「開かれたインド太平洋」構想も、中国の覇権拡大を危惧するバイデン大統領が「インド太平洋」構想を引き継ぎ、調整官まで置いたと言う。中国は驚いたことだろう。
そして、今回の英国でのG7サミットでも法の支配などの普遍的な価値観を共有、民主主義の結束で強権的な中ロに対応するらしい。
「自由主義vs覇権主義」の戦いだ。南、東シナ海の自由航行、香港問題、中国が革新的利益という台湾問題。外相会談でも足並みをそろえた。
しかし、G7でも国内事情があるらしい。アメリカは「一帯一路」構想に対抗し、新興国の経済支援を考えているようだが、日本は安倍政権のとき、一時「一帯一路」構想に理解を示し参加も考えたようだ。日本、ドイツは経済問題で無碍に出来ない。イタリアは先進国で唯一中国の経済支援を受けている。
一方、インド洋、南東シナ海では日本、アメリカ、ドイツ、フランス、英国、豪州の対中包囲網が構築された。日本も尖閣問題に悩まされている。今後は参加国の軍事行動に自衛隊が参加、艦船の日本寄港、物資に補給に日本の役割が重要視される。
そんな時、親中派のリーダーである二階さんがどんな行動を取るか。G7, 招待国は不安視しているだろうか。事あるごとに菅さんがアメリカから突っ込まれる事態が想定される。
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