2021年6月30日水曜日

東京ステージ4近づく:「まん延防止措置」延長か、はたまた緊急事態宣言か

29日の東京の新感染者数476人、下げ止まらない。7月11日の「まん延防止措置」は解除どころか延長、場合によっては緊急事態宣言の可能性も出てきた。人出、特に夜間の人出が増え、外出自粛もどうなっているのか。小池都知事が入院前に場合によっては「酒類の提供停止」の措置もあるとコメントしていたが、小池知事不在の東京都の幹部は様子見だ。

今、東京は確か、酒は午後7時まで、2人で90分の自粛要請だが、テレビの映像を見ると手前の店は照明を消し自粛しているが、奥の店では赤々と照明が付き「9時まで営業」とか、「午前5時まで」と言う店もあるようだ。店を開かなければ現金は入らず、家族やスタッフを養えないという。

「何故、飲食店ばかりが悪者か」という批判はよく聞く。

今後、延長や緊急事態宣言発出では、営業時間、酒の有無、人数などの制限が新型コロナ対策にどう効果が出ているのか、科学的データの公表が必要だ。

営業時間が長くなれば人流が増え、外出を誘う。無症状の人間がいれば感染者が出てくることは考えられる。

酒はどうか。酒を飲むと気が緩み大声で会話する。口から飛沫が跳び、部屋中に拡散する。ウィルス量によっては感染させる。

店内の人数制限は3蜜防止だ。

常識では感染拡大の要因になることは理解できるが、生活が掛かっている飲食業にしてみれば納得のいく科学的データを示せということになる。

逆に言うと、何故、友人と飲まなければならないのか。「家で飲めばいいじゃないか」と言うことのなる。「コミュニケ―ションが大事なのだ」と言うが、「我慢できないのか」と言うことにもなる。

東京都、あるいは専門家はどうこたえるか。スーパーコンピューターでの飛沫飛散のシミュレーションは出ているが、パーテイション設置も部屋の換気を考えるとウィルスが滞留しかえって危険と言う。

新感染者では20代、30代が約50%を占める。どういう生活をしていたのか、夜間に人出の多い繁華街で快楽を求めていたのか。積極的疫学調査もわからないのか。

感染者数が増えれば「まん延防止」措置や緊急事態宣言を繰り返すが、国民も「慣れ」で効果が出にくくなっているのだろう。今後は科学的データを突き付けて説得する必要があるか。

 

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