今日、野党が内閣不信任決議案を提出するという。もちろん与党は否決だろう。今は政局のタイミングではない。与野党の主張を国民がどう理解するかだ。
菅総理は何とかG7で成果(?)を挙げてきたと思っている。「国民の安心感を醸成するためにも新型コロナ対策を最優先したい」という。当然だろう、ワクチン接種を推進し、東京オリンピックを「安全安心な大会」 で開催し、総裁選、総選挙に持っていきたいところだ。
野党の3か月もの長期の会期延長は必要ないという。法案も成立しそうだし予算も30兆円の予備費を確保している。国会審議ができないといっても「閉会中審査」がある。
野党は、「国会を閉じ国民の前で開かれた議論を進める気がない」「東京五輪を強行しおゆとしている」「積極財政を組んで速やかに対応する気がない」「政治とカネの問題に答えていない」などそれぞれの主張がある。
このタイミングでの内閣不信任決議案提出の意義だ。
野党が提出しなければ「弱腰」「野党不統一」の批判を受けるが、菅総理が受けて立ち「解散総選挙」になったらどうするか。対応で混乱が続く。
一方、与党が否決すれば混乱は避けられる。野党にとっても「与党に否決してほしい」ことが本音ではないか。
菅政権にとっては7月に投開票の都議会議員選挙がある。自民が敗れれば菅政権にとっても痛手だ。
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