2021年6月13日日曜日

今日の新聞を読んで(477):何故、WHOは東京五輪の開催是非に沈黙か

 

東京五輪の開始が迫る中で、日本国内は中止が80%、それでもIOC, 組織委員会、菅政権は「開催に」まっしぐらだ。G7で菅総理は万全な準備を進めているので「強力な選手団を派遣してほしい」と訴え、「成功を確信している」と賛意が示されたと言う。 

「安心安全な大会」と言うが、誰がどんな科学的根拠で判断しているのか。感情論で反対が多いという意見も聞いたことがあるが、科学的根拠に基づき丁寧に説明されていないためではないか。 

そんな時、医学誌「ランセット」が、東京五輪の開催の是非をWHOが言わないのは「責任のがれ」だと批判する。世界中が注目しているときにIOCと日本政府との間の議論でしかない。 

バッハ会長も「WHOに助言を求める」と言う意味の発言をしていたが、何故ダンマリなのか。ここまで来ると「中止」の口火を切ることが出来ないのか。それで世界の感染者、日本の感染者を守ることが出来るのか。 

IOCはただのNPO ,WHOは国際機関で格上ではないか。それともG7でも問題になった改革が必要なのか。今は「世界中に平等にワクチンを」と言うばかり。 

ここで一言、是非の判断を下さなければWHOの存在価値はない。それとも中国の付属機関に甘んじるのか。

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