菅政権の「なし崩し」が始まった。オリンピック開会式に限り入場者を1万人から2万人にするらしい。「安心安全な大会」として無観客なども検討されていたが、菅総理が有観客に拘ったために1万人になったが、いつの間にか大会関係者枠として1万人が増員され、2万人になった。
感染者数の下げ止まり、夜の人出増加、インド株の感染拡大で第5波の危険も出てきた。尾身会長は「無観客が一番リスクが低い」と言う、一方で西村担当相は「増加の予兆が見えれば躊躇なく緊急事態宣言を」と言う。
しかし誰が、どういう条件下で発出するのか。また「専門家に諮り」政治判断でもするというのか。
こんな考えが「アリの一穴」になり大会開催による感染拡大の要因になる。先に群馬県の太田市の清水市長が海外の選手を受け入れたがホテルと競技場だけの生活はかわいそうで、「買物ぐらいできないか」と内閣府に相談したそうだ。これも「アリの一穴」的発言だ。
こんな気の緩んだことをやっていると、国民の行動も緩んでくる。そうでなくても専門家のシミュレーションでは7~8月にかけて宣言レベルの感染者数になると言っているではないか。
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